平素より、明治学院大学男子ラクロス部に関わってくださっている皆様、いつも多大なるご支援をいただきありがとうございます。
昨年度からフィジカルコーチとしてチームに携わっております、井ノ口尊道です。
昨年度に引き続き、今年度もブログ執筆の機会を頂きました。
まだまだシーズンは続いていきますが、今シーズンに関することなどを書き綴りたいと思います。
はじめに、明治学院大学史上初の全日本大学選手権への出場、本当におめでとうございます!
そして、感動をありがとうございます!
まず間違いなく、FINAL4準決勝早稲田大学戦は、私の関わってきたスポーツ現場の中でも、最も感動的な場面の1つでした。
試合終了まで、体を張り続け、走り続けるみんなの諦めない姿は、
言葉では表現しきれないほどの感動をもたらしてくれました。最高にかっこよかったです。(試合当日、帰宅してから、再度試合のアーカイブ動画を観てしまいました。)
本当にありがとうございます!
さて、今シーズンについて
現時点での振り返りなどをしながら、ブログを書き進めようと思います。
新チーム発足の際、大学のセミナールームで行われたミーティング
私は後ろの席からミーティング全体の進行を見守っていました。
新チームの雰囲気を知ることができたらいいな、と思っていましたが、
それ以上に、新チームの目標やその目標に対する思いや熱意など、みんなの発する言葉で知ることができてよかったと感じました。
同時に、私も自分の役割を果たすために、より一層責任を持って取り組もうと決意したことを覚えています。
そして、かっこつけて言えば、
私は弱さと向き合う選手たちの背中を押す存在でありたい、選手たちにもそう思ってもらえるような存在でありたいと思うようになりました。
トレーニングは勝利する確率を上げるための一つの手段でありながら、弱い自分と向き合うツールだと思っています。
トレーニング前には気持ちが乗らない時もあるでしょうし、トレーニング中には重さに押し潰されそうな恐怖と戦う瞬間があります。もちろんトレーニング後には筋肉痛という物理的な痛みも伴うことがあります。
弱い自分自身を受け入れ、向き合うことは本当に勇気がいることだと思います。
本当に強くなるためには自分自身の弱さに目を逸らすことなく、正面からその自分と向き合うことが必要なのです。
今シーズン、選手たちはそのような勇気を持って取り組んでいました。
とにかく辛抱強く、そして粘り強く、一途に打ち込んでいました。
特にトレーニングの筋肥大期では、
50分間の予定を30分以上延長してトレーニングルームに拘束したり、尋常ではないほど汗だくになるようなボリュームのメニューを提示したり、辛く厳しいことを要求したと思います。
しかしながら、それこそ弱い自分自身を受け入れ、向き合い、そして全員で乗り越えていくみんなには尊敬の気持ちでいっぱいでした。
そして、そのみんなで乗り越えていくというチームとしての強さを持っているからこそ、これから先の試合も絶対に大丈夫です。
これまで積み上げてきた努力を、大きな自信に変えて、日本一まで駆け抜けていきましょう!
また最後になりましたが、
つくづく感じるようになったことは、私の方がみんなに人生を変えるきっかけをもらっているということです。
圧倒的な成長速度で伸びていく選手たちに対して、中途半端な知識や技術を伝えることほど無責任なことはありません。
強くなりたい一心の選手たちにとって私自身が本当に相応しいのか、
それを思考すると、疑う余地もなく私も変わっていかなくてはなりません。
だからこそ、日本一の選手たちを支えるコーチとして成長したい。
人生を変えたい、そう感じていたし、今でもそう思っています。
本当にみんなに感謝しかありません。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
そして日本一になるまで、私にできることは全てやります。
まだまだこれからも共に強くなりましょう!
みんなで日本一になりましょう!!
轟
フィジカルコーチ 井ノ口 尊道