Blog

ブログ更新情報


2025

25 WINTER 決起BLOG 田中碧空

まず初めに、平素より明治学院大学男子ラクロス部に多大なるご支援、ご声援を賜り誠にありがとうございます。

また、大会運営に携わっていただいている大会関係者の皆様、本年度もこの舞台に立つことができていること、チーム一同心から感謝申し上げます。



恐らく明治学院大学男子ラクロス部史上初であろう、1年ウィンターブログのトップバッターを努めさせて頂きます、DFの田中碧空です。



大学1年生5月、体験会での同期のメンバーを見て「あ、こいつらかも」、そう思った。アメリカンフットボール部に入ろうと決めていたのに。


最終的にグラウンドに立っていた自分はアメフトのボールではなく、ラクロスの棒を持っていた。


こうだいさんからまずクレードルという、生きてきて初めて聞いた技術を教えてもらった。


その後も初めての事ばかりで、ワクワクしてほんとに楽しかった。ふと向こうを見ると一足先に入部してた同期がラインドリルをしている。どんなことにも負けず嫌いな自分は、それが悔しくてめちゃくちゃ練習した。


壁当てグルはあったけど、周りに見せずに努力するのがかっこいいと思ってたから、玲王樹さんや晃大さん、荻

さん、先輩達に個人的に動画を送ったりしてた。

それでも褒められるのは他のやつばかり。

悔しくて、まぁちょっとはセンス的なものもあるんだろうなって思うようにした。


だから


「誰にでも出来ることは誰よりもやってやる」


そう思って今度は筋トレをガチった。その頃は今のように筋トレはマストじゃないし、グループもない。周りのやつはやってない。これはチャンスだと思ってやりまくった。


おかげで少しづつフィジカルは強くなって、ディフェンスで上手くいくことが増えてきた。ショットを決めた時より、ディフェンスで相手を負かした時の方が快感を感じるようになった。


直感的に「俺の道はこれだ」そう思った。


トップの試合を見るとき、みんなが目で追うのは点を決めまくる廉汰郎さんだったが、俺だけは一輝さん、瑠輝也さんを目で追っていた。


そうして練習試合を重ねていく内に「DF残り」という役割をもらった。


センスも才能もない自分が誰よりも出来ることは何か答えは、気持ちで全員を引っ張ることだった。


だから夏の辛い練習でぶっ倒れそうになっても、誰よりも早く立ち上がった。反省の時誰よりも発言するようにした。雰囲気が緩んでる時、鼓舞するようにした。


とにかく気持ちで、言葉で、みんなを引っ張れるように。そこだけは負けないように。

中途半端によく分かんないことを楽しんでいるサークルのやつら。こいつらおもんな。


俺らはそんなやつらとは違う。


人生で初めて出会った、同じ熱量で同じ目標に向かって頑張れる仲間、ほんとに嬉しかった。ほんとの意味でみんなが好きになれた。




そんなみんなとだからこそ本気で優勝したくて迎えたサマー。



予選は難なく突破し、迎えた決勝1回戦

今では因縁の学習院大学。

最後の最後で逆転負け。泣き崩れた。自分が抜かれて決められた1点もあったからこそ、みんなの顔を見る度に「ごめん」しか出てこなくて、涙が溢れてきた。


帰ったあと、気づいたらロングを持って壁当てしてた。悔しかったけど、この悔しさが自分にさらに火をつけた。

その日からより気持ちが入った気がする。


ロングを持ったことで、自分のラクロス人生の第2章が始まったような気がして、入部したての頃のようにワクワクした。


ウィンターは上智大学と合同チームで挑むことになった。明学だけで、俺らだけで優勝したくて、最初は反対して

た。でも練習を重ねる度にその考えは覆された。特に同じロングの敦也、航平とはこの期間切磋琢磨して頑張った。


ちなみにサマー前の上智との練習試合で菊池広大だけ2人とインスタを交換し、送る送る詐欺で未だに俺とせいごには送ってくれません。菊池広大は知れば知るほどやばいやつです。



長いようであっという間に時間が過ぎ、ついに来たっていうよりなんか気付けばもうウィンター予選だった。


迎えた初戦千葉大学、緊張で2回もパスミスした。続く慶応戦なんとか耐えて、なんか決勝進出が決まってた。2

試合通してGB拾っただけ。


「チームは決勝進んだけど、俺は予選敗退」なんかそんな感じだった。みんな喜んでたから、必死で自分も笑顔を作った。


だけどそんな笑顔なんてすぐに崩れた。

「俺ってこのチームに必要なのかな」

そう思ってしまった。


仲間思いって言われてる高木に「お前らしくない、必要だよお前は。」って言われて、、

そんな些細な一言で救われてしまうくらい心が崩れてた。


そこから、切り替えに切り替えて決勝に向けて後悔のないように練習している。



レガリスのみんな

リーダーでもないのに、チームをまとめたりさせてくれて、そんな俺を認めてくれてありがとう。


センスも才能もないなら、誰にでもできることを誰もがやらない所まで追い求める。


そうやって、気持ちでみんなに火をつける。


そんな存在でありたい。

もちろんこれからも


行こう、レガリス


優勝して笑おう


このチームのためなら、俺は何度でも血を流せる。




最後に



こうだいさんへ

約半年、こんなやばい集団の学生コーチを務めてくださりありがとうございました。

自分はプレイヤーを辞めて悔しいはずなのに、俺たちのことを自分のことのように怒り、褒め、泣いてくれるこんな学生コーチはどこを探してもいません。経済的に自分が苦しくて、メット代が払えなくて、そんな時に4万貸してくれる指導者なんてどこを探してもいません。

残り1万8000円返します笑

個人スポーツしかやってこなかった自分に、チームで何かを本気で作り上げることの素晴らしさを教えてくれたのは間違いなくあなたです。

自分の熱量と同じ、時にはそれを超える熱量で同じ目標に向かってくれるそんな指導者に出会えたことは、俺の人生の宝です。

当たり前のようなこの毎日ももう終わってしまいますが、最後にプレーで恩返しができればと思います。

短い間でしたが濃い時間でした。

今まで本当にありがとうございました!



次はサマーからOF残りとして俺と全く対極の道を歩んでいく相棒ゆーすけです!

得点マシンのエース、決勝でもきっとチームを救ってくれるでしょう!!









“燎”










明治学院大学体育会男子ラクロス部

2025年度 1年生DF 田中碧空

コメント
名前

内容