いつも明治学院大学ラクロス部を応援していただきありがとうございます。
今年度からストレングス&コンディショニングコーチとしてチームに携わっております、井ノ口尊道です。
ブログ執筆というまたとない機会を頂いたので、今シーズンの振り返りや来シーズンの意気込み、部員の皆さんへのメッセージをしたためたいと思います。
まず、入れ替え戦の勝利と1部リーグ昇格、本当におめでとうございます!
この素晴らしい瞬間に立ち会えたことを光栄に感じますし、そんな瞬間を掴み取った皆さんと関わりを持つことができ、心から誇らしく思います!
皆さんが入れ替え戦の60分のために、これまで費やしてきた時間や労力など、全てが報われたと思うと、ずっと心が揺さぶられているような気持ちでいます。
「最後は気持ちが強い方が勝つ」とよく言われますが、まさにその通りで皆さんの熱い意志がひしひしと伝わってきました。選手、スタッフ全員の勇ましい姿を目の当たりにすることができて本当に良かったです。
さて、今年の振り返りから綴らせていただきます。
私がチームに携わることが決まってから、初めて練習を見学しに行った日は、雨が降りしきる中で社会人チームを相手にした練習試合を行っていました。
激しくぶつかり合う音や試合のスピード感、点を決めた時の雄叫びなど、雨の中でも熱を帯びた空間だったことを思い出します。
私自身、ラクロスチームに関わること自体が初めてだったので、ルール解説に加え、競技やポジションの特性、選手各々の特徴、チームの課題など、提坂さんからお話を聞きながら観戦していました。
中でも、コーチ陣の皆さんから
「身体をより大きく、より強くしたい」とチームの課題をどうにか克服させたいとのひたむきな要望を伺い、十分に責任感を持って真摯にチームに向き合おうと思い至りました。
一方で、「現状、選手たちからトレーニングに対する真剣さが見えない」との厳しい言葉もお聞きました。
果たしてどんな雰囲気なのか、自分なりに不安な気持ちが少なからずあったのが事実ですが、初めてのトレーニングセッションで、それは無用な心配だったとすぐに気づきました。
なぜなら、ウエイトトレーニングのセッションに限らず、ラントレのセッションにおいても、自分の弱点を受け入れ、抗おうとする選手ばかりだったからです。
確かに、ウエイトトレーニングで扱う絶対重量やラントレの強度、必要なエクササイズの習得など、体力や技術に関わる改善点は多数あると感じましたが、それよりも課題と真正面から向き合って、チームや自分を変えたいという意志の方がよっぽど強く感じ取れました。
そして、選手たちには、1時間では到底終わりそうにないボリュームのウエイトトレーニングや総距離およそ5kmのインターバルトレーニングなど、過酷なメニューを提示し、限界に挑戦することを要求してきました。今シーズン、本当によく頑張ったと思います。
またそんな中、時間が経つにつれ、チームが成熟していくと共に、できることやこなせることが格段に増え、変わっていく選手たちの成長速度に喜びや驚きを感じていました。
私は、今回の結果に、ほんの数パーセントでも役に立てていれば嬉しい限りです。
また繰り返しになりますが、今回の勝利を掴み取った皆さんと関わりを持つことができ、心から誇らしく思います。本当にありがとうございます!そして、本当におめでとうございます!
次に、来シーズンの意気込みですが、
戦う舞台が1部リーグとなることが決定した今、選手全員のポテンシャルを引き上げ、引き出せるようにサポートすることに対して、より一層の責任を持って、取り組んでいきます。
勝利のために必要なことは徹底的に準備することに尽きます。
私に言われなくてもわかっていることだと思いますが、
これからさらなる高みを目指すには、さらなる精神力、技術力、体力、様々な要素のレベルアップが必要になるでしょう。
そのためのサポートをするのが私の役目だと、再度肝に銘じて精進していきます。
最後に、部員の皆さんにメッセージを書いて締めとさせていただきます。
4年生の皆さん
4年間、お疲れ様でした。皆さんと出会えて本当に良かった、心から感謝しています。
全員が真っ直ぐ同じ方向を向いて、高い水準で素直に努力できるのが皆さんの強みだと思っています。
これまでも直接伝えたことがありますが、これまで必死に積み重ねてきた努力や歯を食いしばって頑張ってきたことに自信と誇りを持ってください。そして、これからも素直に努力していくであろう皆さん自身を、自分から大いに認めながら、これからの人生を歩んでいってください。本当にお疲れ様でした。トレーニングしたくなったら気軽に訪ねてきてくださいね。
新チームの皆さん
物事に明るすぎるほど、前向きに取り組めるのが皆さんの強みであり、武器になり得る点だと思います。
そしてこれから先、壁にぶち当たることも、仲間とぶつかり合うこともあるかと思います。
ただ、そういった苦しいことを、無理に明るく乗り切ろうとする必要はありません。
苦しいことは苦しいことと全員で受け入れ、挑む気持ちを持ってこれから取り組んでいきましょう!
繰り返しになりますが、
私にできることは全てやりますし、皆さんの夢や目標が実現できるようにサポートしていきます!
明学ラクロス部らしく突き進んでいきましょう!
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
そして引き続き、明学ラクロス部に携われることに感謝申し上げます。
またこれからも邁進してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
井ノ口尊道