まず初めに、平素より多大なるご支援、ご声援誠にありがとうございます。また大会関係者の皆様、今年度もこの舞台に立たせてもらっていることに、チーム一同心から感謝申し上げます。
改めまして、ブログリレーのトリを飾らせていただきます。三年ATの奥山廉汰郎です。
車を出してくれる時、ドアtoドアで送り迎えをしてもらっているおうきからバトンを受け取りました。いつも本当に感謝しています。
あの戸塚まで向かう時間にもいろんな思い出がありますね。普段はみんなが知っている通り、僕に当たりが強いですが、二人で話している時は意外とやさしい一面もちゃんとあって可愛いやつです。
まとまりのない文章ですが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
まずは昨シーズンの一年間について振り返っていきます。
昨シーズンは、一番苦しくて、一番成長した一年だったと思う。
うますぎる先輩たちの練習に無我夢中でついていくような日々を過ごしていた。
7月7日、リーグ戦初戦
技術は一向に上がらず、オフェンスミディー6枚目としてこの日を迎えた。
この時同じ学年でトップチームに帯同していたおうきは、オフェンスミディー3枚目で
チームの主力として活躍していた。
おうきの左スタンシューがゴールに入ったとき、心の底から喜ぶことができない自分がいた。同じ学年で同じ時間ラクロスをしてきた同期がこんな大舞台で活躍している。
悔しかった。
この時自分の中で、なにかスイッチが入ったのかもしれない。何もできなかった自分を責め、ラクロスに向き合う時間を極端に増やした。うまい人の動画を見て、どんなに眠くても毎日クロスに触った。
それから徐々に試合に出場させてもらえる機会が増えていった。
順調の勝ち進み
11月3日 関東ファイナル
相手は慶応
あの悔しい思いをした夏のリーグ初戦からこの日を目標に練習を続けてきた。この試合がこれからのラクロス人生を左右する。必ず自分で点を決める。
そんな思いで試合に臨んだ。
結果は大敗だったが、試合の終盤にチャンスが訪れた。
1点、決めることができた
きれいな得点ではなかったが、努力が初めて実った瞬間だった。この点はただの一点ではなく、今につながっている一点だったと思う。
昨シーズンを通じて、
チャンスというものはいつ来るかわからないということを学んだ。
来たチャンスを掴むためには、それ相応の準備をしなければならない。
それが明日かもしれないし、一年後かもしれない。
だから僕は毎日を準備の日にする。
壁あて、ショット練、筋トレ。遊びに行く日だってもちろんあるが、やることはやったと胸を張って言えるような日にする。
いつ来るかわからないチャンスを掴むために。
25シーズン
今年度、ありがたいことに多くの人から「エース」と言ってもらえる。
しかし、去年のエース像が自分にとっては大きすぎて、それと比べてしまうと今の自分の実力は圧倒的に足りていない。
期待されること、求められることと、自分の実力との間にギャップがありすぎること。
そのギャップに悩み、いつの間にかプレーが消極的になってしまっていた。
落とすことを恐れ、ビビッて強くかけれない。
行くべきところでパスに逃げてしまう。そんなつまらないプレイヤーになっていた。
試合で点が決めれずにチームが負けた時、「今日静かだったね」と言われるのが本当に悔しい。いつも笑って誤魔化すけど、泣きそうなくらい悔しい。
下手な自分に腹が立ち、ビビッて逃げた自分にイライラする。
オフェンスが全くうまくいかず、チームが連敗続きの中迎えた練習試合の東大戦
いっそ自分が全部ボールを持って、一人で全部やってやろうと思って試合に臨んだ。
全くうまくいかなかった。
その試合、何か自分の中で張りつめていたものが切れて、おぎさんの前でたくさん泣いた。個人としてもチームとしても、頑張っているつもりなのに結果が全くついてこない。
何がダメなのかもわからないときって、一番苦しい。
でもそれが自分の実力なんだよなと改めて痛感した日だった。
更には、チームで戦っているはずなのに、自分の結果だけを求めてプレーをしてしまったことをとても反省した。
今振り返ると苦しい時間ばかりだった。
どうすれば自分が変われるのか
チームが変われるのか
誰もが与えられた同じ24時間
この時間をいかに他の人よりも、他のチームよりもラクロスにかけられるのか。
ショット練の質、壁あての回数、筋トレ、戦術理解の向上
やることは変わらないかもしれないけれども、その質、レベル、数を追求する日々
それがいつか自分の自信、チームの自信につながることを信じて
25シーズン、リーグ戦を前にして今、
勝つためにできることは全てやったと自信を持って言える。
だから絶対に取ろう。
去年見えなかった景色を見に行こう
今年の明学も強いと言わせてやりたい
本当に大好きな同期、生意気な後輩達、頼りになる先輩方と、いつも支えてくれるスタッフたちと、こんな緊張した試合に一緒に臨める。
素晴らしいことだ
他大のラクロスは本当にうまい。練習試合をすれば学ぶことばかりだ。
気持ちはいつまでもチャレンジャーだけれども今の俺たちにはこれまでの迷いはない
1クォーターで一気に三点取られる。
4クォーターで点差が何点もある。
こんな劣勢な場面が絶対に来るはずだ。
こんな時絶対に下を向くな
今の明学ならどんな状況でも絶対に這い上がれる
チャンスはいつ訪れるかわからない
ダメだと思ったその時が
長いこと待っていたチャンスの時なのかもしれない。
熱く冷静に
日々やってきたことを自信に変えて
やってやろう
そして証明しよう
“日本一”
7月12日 リーグ初戦
俺たちがやってきたことの答え合わせが始まる
ここからはメッセージです
4年生へ
じょうまさん
いつも大事なところで絶対に決めてくれるじょうまさん。普段はおちゃらけてるのに試合になると頼りになるとこ。そりゃモテます。今の彼女は大切にしてくださいね?
しょうたさん
理想的な先輩像だなって思ってます。練習中は厳しいけど、それ以外はほんとにやさしくて、何でも買ってくれて、いつも感謝してます。持ってる榎本全開でリーグ戦もよろしくお願いします。
ひろとさん
何でも屋と漢っていう言葉が本当に似合います。田中伝説は絶対に継続しないようにしましょうね。ゴールパフォーマンス一緒にやらせてください。
たくまさん
去年からケツサンズで一緒に苦労したたくまさんと今年は一緒にプレー出来てとても楽しいです。親しみやすくて優しすぎるところが好きです。たまには男を見せないとだめですよ?
るきやさん
去年からいつも褒めちぎってくれるのはるーさんだけです。辛かった時るーさんの一言で救われてます。絶対に日本一の主将にします。早くおうきと飲み行きましょうね
同期へ
伝わっているかわからないけど結構みんなのこと好きです。
いつもたくさん笑わせてくれてありがとう。きつい時もうれしい時もこの学年で同じ感情を味わえてとても幸せだなと最近よく思います。一緒に帰ったり、ご飯食べたり、授業受けたり、赤ヒロでだべってる時が一番好きな時間だったりします。八月に同期会は絶対にしないでね。
後輩へ
今なかなか試合に出ることができないHOPEメンバーや一年生は、自分にいつチャンスが来てもいいようにできる限りの準備を怠らないでほしいです。ラクロスは上達しない時期が大半だけど、上達するときは一瞬です。粘り強く一緒に頑張りましょう。
教えられることは何でも教えます。DMでもなんでもお待ちしてます。
スタッフへ
いつもサポートありがとうございます。本当に感謝しています。でもただ仕事をこなしているだけっていう人がもしいるなら少しもったいないなって思います。ラクロスって意外と面白いです。もっと細かいルールを覚えて、ラクロスを知って、一緒に熱くなりましょう。チーム全員が熱いチームってそれほど強いチームはありません。何でも聞いてください。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
P.S
偽善とよく言われますが、善があるだけいいと思っています。
"燎"
#3 奥山廉太郎